とにかく手順書!
汚い機械には「機械清掃の手順書」、トイレのスリッパ乱列には「スリッパの並べ方の手順書」、挨拶ができないなら「挨拶の手順書」と掲示物を沢山用意しなくちゃいけなくて大変…
手順書や掲示物は現場の能力に応じて増え続け、同時に文書管理も増えます。しかし、現場一人ひとりが向上心を持って行動すれば、必要な文書は大幅に減ります。
必死で推し進めているのに、上手くいかない、一時的になんとかなっても続かない・・・実はこういう状態、それほど珍しいことではありません。
例えば、経営者の皆さんはこんなことで頭を悩ませていませんか?
更に、食品衛生法の改正により2020年6月から食品を取り扱う事業者全てに対してHACCPに沿った衛生管理の義務化が開始されました。
「何かしなければ」と勘違いしたまま慌てて準備をし、HACCPのハードルを勝手に上げて難しくしている事業者も少なくありません。
とにかく手順書!
汚い機械には「機械清掃の手順書」、トイレのスリッパ乱列には「スリッパの並べ方の手順書」、挨拶ができないなら「挨拶の手順書」と掲示物を沢山用意しなくちゃいけなくて大変…
手順書や掲示物は現場の能力に応じて増え続け、同時に文書管理も増えます。しかし、現場一人ひとりが向上心を持って行動すれば、必要な文書は大幅に減ります。
何でも高性能な機械を導入
エアシャワーなど、高性能な機械を入れることでHACCPのクリアが出来るかな…
高性能の機械の導入が、必ずしも食品衛生や食品安全の担保になるわけはありません。場合によっては管理項目を増やすだけにもなります。
簡単にコストをかけず、確実に要求事項を満たすための手段は会社の知恵の出しどころですよ!
記録に関する勘違い!
チェックリストの記録を徹底して「適(OK)」を全てに付けているからHACCPも大丈夫!
経験ある審査員は現場を見ればすぐに本質を見抜きます。
記入漏れや「不適合(NG)」があることは当たり前。それに対しての措置が円滑に実施される体制や記録に対する目的意識の定着が大切になります。
そもそも、ISOを取得すること自体が「目的」になっていませんか?
大切なのは「自走できる」現場の仕組みをつくること!
「自分でやったほうが早い」「説明しても理解してもらえない」「重要度を分かってない」「きっと忙しいだろう」そんな思いで自分一人でISO取得を推し進める経営者の方も少なくありませんが、このやり方、全くの間違いです。
しっかり責任の範囲を明確化し役割を分担するだけでなく、信用して任せることで、主体性、自立、自走を促し、ISOを取得できる環境づくりや品質管理を、従業員が継続的かつ自発的に実施できる仕組みをつくることが重要です。
必要なのは、社長!あなたの意識改革ですよ!